明けましておめでとうございます、と新年のご挨拶をするのも時期はずれなほど更新をさぼってしまいました。年末年始は何かと忙しく、記事を書く時間を確保するのも大変に困難でした。
さて、言い訳を語ったところで、前回の続きを書きます。前回はレジン修復の一部は保険がきかないこと、治療に長時間かかることがあることをお話ししました。他の欠点としては、まず「変色」があげられます。
適当な写真が見当たらないので、文章だけの説明になってしまいます。わかりづらくなるのをお許しください。
硬度の高いコンポジットレジンと言えども、7年も経過するとわずかに吸水して変色します。食生活によっては1年余りで変色することがあります。一般的には茶色くなることが多いようです。
研磨することで白さを取り戻すこともありますが、吸水などによって内部まで変色する場合も多く見受けられます。変色が気になる場合は、レジンの表面を削って、充填しなおす必要があります。
また、長い間機能していると摩耗あるいは咬耗も無視できません。つまり歯みがきや咀嚼の影響ですり減ってしまいます。この場合はすり減ったレジンと歯との間にギャップができ、虫歯や歯周炎の原因にもなりますから、再度充填を要することも少なくありません。
以上の2点が、たとえば金属冠やセラモメタル冠と大きく違うところです。金属やセラミックはすり減ることはまれですし、セラミックはヒビが入るなどの不測の事態以外では変色しません。
以上のように、レジン修復は決して万能の修復法ではありません。しかし・歯を削る量が少ないこと、・接着により修復した部分が新たな虫歯から守られること、・色調などもある程度歯に合わせられること、この3点の魅力は大きく、今後おそらくは適用範囲も広がってゆくだろうと思います。少なくとも私の仕事の中では確実にレジン修復を行う機会は増え続けています。
